子供の安心感を育てる親子の関係性は、誠実な人間力が必要になる

子供の安心感を育てる親子の関係性は、誠実な人間力が必要になる 体験の記事

人間観察から見えた親子の関係性

先日、用事があって病院へ行ってきた

私は付き添いでだったので、待合室でずっと待っていた

他にも待っている子供連れの親がいたのだが、その時の親の対応の仕方を見ていた

最初に思ったのは、子供を持つ親はとても大変だということだ

ただ、その対応の仕方が子供に大きな影響力を与えることもしっかり見えた

子供が親に一番影響されるのは、安心感が生まれているかどうかだ

子供の話をしっかり聞いた上で、大人の対応力が求められる

親が楽をするためだけに、子供を脅してコントロールしようとするなど、言語道断だ

それでも、親だってひとりの人間なのだから、完璧でいる必要はない

子供の気持ちをしっかり聞いて、支援や見守りを行い、子供と一緒に親自身が成長できるような関係性を構築して欲しい

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普段からどのように子供と接しているのかが可視化される

安心感があるかないかで子供の行動や発言が変わる ~現実~

ひとりの人間として子供と向き合う

病院の待合室で数人の親と子供が順番を待っていた

私はとりわけ人間観察が好きな方で、周りの状況を観察する癖がある

待合室で見た光景は、 ”その家庭で親と子供がどのように接しているのか” が、分かりやすく反映されていた

実際に、親子関係によって ”子供にどのような影響があるのか” を考えたことは何度もあるから、そのように見てしまった

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母親と女の子

母親と女の子が待合室に入ってきた

その2人はしっかりと手をつなぎ、一緒にゆっくりと歩いてきた

ぎちゅ。
ぎちゅ。

子供の 体調を心配して話をしっかり聞き

丁寧な受け答えをしている母親がとても印象的でした

必要以上に気遣いするわけでもなかったから、いつも家で過ごしているような感覚 だったのだろう

そんな安心感のある会話だったので、その母と子供は普段からしっかりとコミュニケーションを取っているように見えた

私から見れば、ほほえましい関係性だった

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母親と男の子

それからしばらくして、違う母親と男の子が待合室に入ってきた

その男の子は落ち着きが無く、ずっとキョロキョロしていたし、何か見つけると手にとって触っている様子が伺えた

そのたびに母親から注意されていた

正直、私はその男の子を最初に見たとき、少し違和感があった

というのも、 “好奇心旺盛な男の子なのかな” という反面、落ち着きのなさが際立っていた

その母親と男の子はイスに座ると、やはり男の子は落ち着かない様子だった

それに対して、その母親は “いちいち注意するのが面倒くさい” というような空気を発していたように私には見えた

実際、その母親は自分の携帯をずっと見ていて、男の子を見るよりも携帯に夢中な様子だ

全くの ”放置状態” である

男の子がどこかに行こうとしたり、お母さんに話しかけると、面倒ながらも母親は子供を注意する

だんだんとイライラしていく感じがしたし、それに伴って注意の仕方にも変化が表れる

ある時、最高潮に面倒になった母親は、 怒鳴って脅すような発言 をした

お母さん
お母さん

言うことをきかないと チクッとしてもらう よ!!

チクッとする = 注射 = 男の子が苦手な注射 という意味だろう

その男の子は最初は少し静かになったけど、時間が経つにつれて不安になって来たようだった

男の子
男の子

ぼくチクッとされるの?

チクッとされるの~!!(涙目)

と、大きめの声でパニック状態になってしまった

それに対して母親は、面倒そうに

お母さん
お母さん

チクッとされないって

チクッとされないから、されるわけないでしょ!!

と言っているだけだった

≪ Point ≫

・慣れない環境でも家で過ごすような感覚があれば、 子供の安心感 につながる

・子供の立場や考えを否定し、 怒鳴って脅すような対応の仕方 は、子供のしつけではない

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子供と向き合う親・子供をコントロールする親

子供の考え・行動・気持ちを紐解いて褒める・叱る ~理想~

子供は親に安心できる場所を求めている

私から見て、女の子・男の子の母親の対応の仕方は全くと言っていいほど正反対だった

そしてその状況をみて、 普段からどのように子供と接しているのか が、少しだけ分かったような気がした

病院という “いつもと違う子供にとって不安な場所” でも、女の子は母親と一緒に居るだけで安心してじっと待つことができる

もちろん子供の性格もあるかもしれない

だが、普段から ”子供と向き合い安心感を与えるような関係性” を、しっかり築いているのではないかと私は思った

逆に、男の子が母親と一緒に居るのに落ち着かない様子だったのは、安心感が育まれるような子育てをされていない可能性がある

実際、男の子は母親に脅される形で、 “面倒くさいから大人しくしてなさい” というような対応しかされていない

そんな対応をされたら、親 = 安心できる居場所 という価値観は育まれない

ぎちゅ。
ぎちゅ。

不安な気持ち が常に勝つと

落ち着かない子供になってしまいます

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親も子供もひとりの人間だから間違うことはある

確かに、子育てはとてつもなく大変 だ

正直、子供の相手をするのが面倒になるときだってあるだろう

でも、親の都合ばかり押し付けると子供の自主性は育たない

楽をするために子供を脅してコントロールするなど、もってのほかだ

もちろん ”親の限界・都合を優先しなければならないとき” は絶対にある

親だってひとりの人間なのだ

大人だから 失敗が許されないわけではない し、子供だから悪い意味で子供扱いしていいわけではない

— 失敗 記事は↓の画像をクリック —

失敗と成功を未来の成長の力に変える リンク画像

だからそんなときは、 ”しっかり子供に話をして理解を促すべき” であり、納得すれば親の考えに文句を言うことなく従う

それをしないから子供は親に反抗したり、注目して欲しくて問題を起こそうとする

今回の場合で言えば、落ち着かない様子で母親の気を引きたい心理もあるだろう

それを無視して 不安な気持ちにさせてしまえば、精神的な安心感を育む上で一番の障害になる

例えば、最近の子供はうつ症状を患っていることが多い

子供の成長期に精神的な負荷をかけすぎると、心と身体の発達に弊害が出る

重要な時期に正しく発達できないということは、その受け皿自体が小さくなってしまうことを意味する

それが、人生を生きづらくしてしまう

しかもそれが厄介なのは、日頃から母親に脅されてそんな状態になってしまったのに、その責任の全てを背負うのは母親ではなく、子供自身だということだ

そういう意味では、やはり ” 親ガチャ は存在する” と私は考えている

— 親ガチャ 記事は↓の画像をクリック —

変えられない環境と納得できない感情が親ガチャを生み出す リンク画像

それと共に、子育ての向き・不向きがあるのではないかと思わされる

”子育てが苦手なお父さん・お母さん” がいても不思議ではない

だが、親(または支援者)がいなければ子供は生きていけない

それならば、親自身が子供に どれだけ大きな影響力を持っているか を知らなければ、子供に対する姿勢は変わらない

そのために、しっかり子供と向き合う勉強をしてみてほしい

ぎちゅ。
ぎちゅ。

親になる人は 心理学の勉強 をしたほうがいいかも

人間心理が分かれば、 子供への影響力 を考える視点を持てるはず

ただひとつだけ言っておきたいのは、この記事を書いている理由は ”これから親になる人を不安にさせたいから” ではない (それだけはしっかりと皆さんに伝えておきたい)

100%立派な親である必要はない むしろそれは不可能だ

だから、親になることに不安になる必要もない

大切なのは、 ”子供の気持ちをしっかり尊重した上で、物事の良し悪しを教えてあげて欲しい” ということだ

子供には子供の世界観や課題がしっかりとあるから、それに目を向け、耳を傾け、子供の意思を尊重した上で、親であるあなたが判断してほしい

”褒めること・叱ること” は、子供の ”考え・行動・気持ち” に沿って判断しなければならない

”褒めること・叱ること” 自体が目的となってはいけない

それはやはり、極端な ”甘やかし・厳しさ” ではいけないことを意味する

大事なのは、子供としっかり向き合うために何ができるのかを考え、実際に学んで欲しいということだ

子供は ”衣食住を提供すれば勝手に育つ” わけではない

親 = 子供の安心できる居場所 という価値観を、しっかり子供自身が持てるような見守り・支援をしてほしい

そして、 ”自分の子供にはいつか親を超える存在になってほしい” というぐらいの気持ちで、子供を応援・支援してほしい

子供と一緒に親自身も成長していこう

≪ Point ≫

・親 = 安心できる居場所 であれば、子供は 精神的に落ち着いて過ごせる

親だってひとりの人間 である、完璧になれるわけではない

・子供にとって 親は最も影響力がある存在 だ

・”子供の考え・行動・気持ち” に注目し、 褒めるときは褒め、叱るときは叱る

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親の資質は子供と素直に向き合えるかが一番

少子高齢化が進み、子供を産み育てることが難しい世の中になった

様々な理由が絡み合ってその状態になっている

その価値観のひとつとして、子供を産み育てる経済的・精神的なハードルが上がっていることも影響があるだろう

”親ガチャ” と聞くと、経済的な面での優劣を意識しやすいと思うが、私はむしろ子供の精神面に配慮できるかどうかが最も大きいと考えている

心と身体の成長は繋がっているからだ

それでも、これから親になる人には ”それほど難しく考えなくても大丈夫だ” と伝えたい

素直に子供と向き合うこと ができれば、それだけで親として成長できるはずだから

ぎちゅ。より
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