素直な気持ちを反映させた人間関係と次世代への恩の還元

一緒にいて心地いい人は無条件に良い影響を与えてくれる

それは仕事関係でもプライベートでも構わない

仕事であれば、あなたを支援してくれる・あなたが目標とする存在として、圧倒的な存在感を示してくれるはずだ

プライベートであれば、あなたが心を許す　”唯一と言っていいほど、ありがたい存在”　になる

他にも、　”できて当たり前の基準”　は人それぞれだから、自分が支えながら相手に支えてもらう必要がある

心の声を聞きながら素直な感情・人間関係を獲得する

辛い経験をしてきた人ほど、相手を大事にできる

人間はひとりでは生きていけない

生まれた瞬間から誰かに支えられて生きている

最初は何もできないところからスタートし、心と身体を成長させながら少しずつ経験値を獲得する

自分を受け入れてくれる人が周りにいるかいないかで、あなたの心がどのように成長するかは変わる

そんな中でさまざまな人と関わりながら、あなたは　“気づき・影響力”　を受け取って成長する

自分の利益を確保するために、誰かを利用する人がいるのがこの世の中だ

だが、良い影響を受け取らなくても学びにできる可能性は高い

悪い影響を与える人を決して擁護するつもりはないが、嫌な気持ちを受け取れば、人の痛みを経験し人に優しくなれるという側面もある

”辛い経験をしてきた人ほど、相手を大事にできる人が多い”　と私は思っている

支えながら支えてもらう関係性の構築

そもそも、人間には相性の良し悪しも存在する

“自分がどのような人と関わっていきたいか”　を自分自身で決めることが大事だし、成長するにつれて関わっていく人の分類もまた変化していくのが人間だ

逆に、自分の気持ちに素直になれずに関わりたくない人との関係を断ち切れない、上下関係・利害関係において自分の気持ちを優先できないこともある

だが、それは一時をしのぐ人間関係でしかないし、そこに信頼・信用の関係は全くない

そうしなければ　”心地よい人間関係を築けない”　し、自分の成長に繋がらない

素直に自分が関わっていきたい人や尊敬できる人との出会いは、あなたの人生を大きく好転させてくれる

そして、　”あなたの感情を何らかの形で満たしてくれる”　だろう

そんな　自分と真っ直ぐ向き合ってくれる人達　をできるだけ周りにたくさん増やしていくことが、あなたの人生を豊かにする環境作り　のひとつになる

そんな人たちに支えられながら、あなた自身が余裕を増やしていければいい

やりたくてもできない人はこれから成長できる

時には、あなたの成長に繋がるのであれば、　”素直に誰かに頼ること”　も、必要になる

そして、人それぞれの正しい行動には違いがある

どのような性格を持ち、どのような環境下で生きてきたかによって、現在まで成長できた部分・できていない部分はバラバラだ

20歳になり大人になったから、全ての面において及第点でなければならないというのは乱暴だ

人間の特性は　”何かが上手くできたとしても、何かがうまくできない”　ことが、前提になる

それが人間の特性の本質だから、そのような現実をできるだけたくさんの人に知ってほしいと思う

もちろん、できない人を馬鹿にしてもいけない

少なくとも、相手が　”できるのにやらない人”　なのか、”やりたくてもできない人”　なのかの判断はしたほうがいい

“やりたくてもできない人は成長途中である”　という認識は必要だ

これから成長を目指しているならば　”ちょっとしたこと”　なら許せるし、あなたが相手の成長を刺激する存在にもなれるかもしれない

そう考えると、年齢・性別・人種などに関わらず、　”自分が成長し相手の成長を促すこと”　が、可能だと思っている

本人が成長する意識を持ち合わせれば成長しやすいし、関わる相手を選べばそれもまた成長へと繋がるだろう

その上で、お互いの違いを受け入れれば、　”特性を存分に生かすコミュニケーション”　へと繋がる

恩を受けて次へ贈る意識を連鎖させる

まずは、あなたの心を動かした相手に恩返しを

上記のように、さまざまなステータスを持った人たちに関わりながら、お互いに成長できる関係性を意識すれば、その人間関係も良好に近づく

その上で、今回考えて欲しいのは、　“恩を受けとる”　という行動だ

人間は良い影響を与えてくれる人を信用・信頼する

心を動かされたなら、　”逆の立場になったら恩を返したい”　と考えるはずだ

恩返しできるタイミングが来れば、返そう

なぜならば、誰かの支援ができる人は　”余裕も実力も、ある程度備わっている格上の存在”　だからだ

支援に対して、見返りすら求めない人もいる

逆に、メリットでの関係性ならば、必要に応じて利益を返せばいいだけだ

あなたの成長によって　”相手の力になれる経験値”　が溜まったら、力になればいいだろう

お互いに　自分の得意が相手の不得意　であったならば、助け合おう

あなたは、　”本人に返しきれない恩がある”　と思ったことはあるだろうか？

ちなみに、私はそう思ったことが何度かある

正直、貰った恩が大きすぎて、　”どうしたら相手に返すことができるのだろうか”　と悩んだこともある

でも今は、それは仕方のないことだと考えており、心の中でいつも感謝するようにしている

恩の還元を順番に受け継いで欲しい

では、　”自分が成長するために受けた大きな恩”　は、誰に返せばいいだろうか？

（ちなみにここで言う次世代とは、年齢の話ではなく、次に成長を控えている存在全てを指す）

なぜならば、　”自分が余裕を得たとき、余裕を持てない周りの誰か”　が、存在しているからだ

過去に自分がしてもらってありがたかったことを、現在困っている誰かにしてあげればいい

ここで注意が必要なのは、　”自分がしてもらったそのままを再現すればいい”　ということではない

ひとりひとり違う人間なのだから、自分がしてもらって有難かったことが　”そのまま誰かにとっても有難い”　とは限らない

例えば、”相手の厳しさのおかげで自分が成長できたので、どんな相手にも厳しく接します”　という話をする人がいるが、それは的外れだ

実際は、”厳しく接した方が成長できる人”　もいれば、”優しく褒めて伸びる人”　も存在する

相手のおかげで成長できたなら、違う相手に合わせて成長のきっかけを提供しなければならない

なぜならば、　”これから成長するのはあなたではなく相手”　だからだ

そのような、　”余った恩返しを還元する”　という考え方で、人の成長できるきっかけを増やして欲しい

そして、これに関しては　”生まれてくる順番”　が、ある

現在余裕がある人も、　”未熟だった頃に支援してくれた人から恩を受け取っている”　はずだ

直接本人に恩を返せなくても、次の世代に成長のきっかけを提供している

過去から現在、現在から未来へと人の関わりは受け継がれていき、経験値が受け継がれていく

全体への影響を大きく見なければならないということだ

だからこそ、　”自分が良ければそれでいい”　という考え方ではいけない

ひとりひとりの人間が全ての人と繋がっている意識が必要なのだ

このように、　この世の中はいろいろな要素が複雑にからみ合って　できている

教える人と教わる人の目線の違い

あなたは自分の気持ちに素直になって、人間関係を構築しているだろうか？

それは、好き嫌いをはっきりさせて態度で示すという意味ではない

”嫌いな人はどうでもいい対応をすればいい”　ということではない

常にひとりの人間としての対応を心がけて欲しい

そして、　”相手の成長のきっかけを与える人”　を目指して欲しい

日本では、”教える人が目上”　で　”教わる人が目下”　の場合が多く、教える人が優先されることが多い

だが、教わる人が教える人の目線までレベルを上げることは不可能だ

なぜならば、教える人の方がそのものごとの知識も能力も経験値も数段上であり、実力があるからその景色が見えているからだ

そう考えるならば、教える人が教わる人の目線までレベルを下げなければ、これから成長する人の支援はできない

ちなみに、自分で理解するよりも、誰かに分かりやすく説明する方が数段難しいのは、　”教わる人の目線を意識しなければならないから”　だろう

わかりやすく伝えることは、かなり難しい

自分の見える目線を広げて、ときには誰かの目線にたてば、それは多角的な視野や推測力に繋がる

いろいろな角度から物事を見ながら、最適な目線をそのときどきに選んで欲しい

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